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剛力彩芽、コメディエンヌとして開花?

剛力彩芽は基本、真面目な人なんだと思う。

だから、ビブリア古書堂とか、クロコーチみたいな役も来るんだと思うのですが、今クールの「私の嫌いな探偵」を見ると、彼女の才能の本文は実はコメディーにあるんじゃないかと感じま

真面目とコメディー、似つかわしくないと思う人も多いかもしれませんが、コメディアンの多くはまじめな人なんだと思いますよ。単に、笑い、コメディーに真面目、誠実なだけで。
高くるしいことが真面目なわけじゃないです。

閑話休題・・・。

クロコーチも悪くなかったですが、「私の嫌いな探偵」での剛力彩芽は活き活きとしています。玉木宏も活き活きしています。
心なしか元仮面ライダーウィザードの白石隼也もウィザードの時よりのびのびしています。

恐妻家の刑事役、渡辺いっけいも名脇役としての面目躍如という感じでサイドを固めています。
安田美沙子は・・・存在感薄いです(笑)

原作モノなのですが、原作は知りません。
ただ、おそらくテレビ向けにかなり演出は変わっていると思います。

剛力彩芽演じるヒロインは大学のミステリー研のメンバーに変わっています。
そしてここがおそらくTV版ならではの演出なのですが、それも含めて徹底して2時間サスペンスドラマをリスペクト?揶揄?する演出に徹しています。

ミステリー研の部室には、サスペンスの帝王?の船越英一郎等身大パネル。
何かといえば「ここでCM行く?」と、いいところで引っ張りつつCMに行く演出をリスペクト(揶揄)。
さらに「解決は崖の上で・・・」とか言うかと思えば一方で、犯人が事情の告白をしようとすると玉木宏が「僕、そう言うの聞かない派なんで」とバッサリ切り捨てたり(ってかそういう派閥があるのかwww)

もう前編まじめにおふざけ炸裂です。

剛力彩芽も色々と物議をかましたプロペラダンスを嬉々として披露したり、もう前編パスティーシュのオンパレード。

これは好き嫌いはわかれると思うのですが、世間では同じゴリ推し系的批判をされる武井咲の「戦力外捜査官」が録画はしているけど、徐々に観るのが面倒になってくるのに対して、こちらは毎回「ここまでやる!」というバカバカしさあふれる演出が楽しみになってくる個人的には好循環。

ドラマがいい加減色々出尽くした感のある今、こういうパロディーベースの演出もありかなと思わせます。

多分、視聴率にはつながらないだろうなと思いつつ、今クールのドラマの中では敢闘賞を送りたい、大道から一歩も二歩も外れた非主流派の名作?迷作?です。

PS 美人なんだか美人じゃないんだか迷う剛力彩芽のルックスを、鳥系の例えで徹底的にツッコミ倒す演出も秀逸です。
それを嬉々として受け流している(ように見える)剛力彩芽に個人的には好感度ストップ高です。

いやもう、ダンスも上手い、笑いも取れる(まだ自分一人の力ではありませんが)、度胸もある。ついて行きますよ、剛力さん!

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なにげに良ドラマ

「明日、ママがいない」が善かれ悪しかれ話題になる裏で、「僕のいた時間」はあまり視聴率は稼いでいませんが、なかなかいい作品です。

主人公が不治の病である難病のALSになるという、そこだけ聞けばまあありがちな難病者なんですが、細かい作りこみの部分がきちんとしているので、思いのほか、感情移入できて楽しんでいます。

「明日ママ」は関係者への取材不足が炎上要因でしたが、こちらは協力・日本ALS協会、医療協力・東京都立神経病院、医療監修・同病院長の林秀明氏と抑えるところを抑え、それだけではなく、おそらくなのですがALSが原因で力仕事が出来る同僚になじられたり、診断を受けた後呼吸器をつけている患者を見て衝撃を受けたり、車いすサッカーでハイタッチの代わりに車いす同士をぶつけあったり、そんなディテールのかなりの部分がおそらく患者さんの経験なんじゃないかなという手作りのきめ細かさを感じました。

もしかしたら、ALSの患者とその恋人にも取材をして、彼らの葛藤なんかも掘り下げたのかもしれませんね。

今、ドラマ上では主人公の拓人は将来のないALS患者になったことで悩んだ末に、恋人の恵みとの別れを決意し、恵は拓人の大学の先輩でもある繁之と付き合い始め、婚約も目前という感じのところです。
そこで、車椅子バスケットの会場で拓人と再会してしまい・・・というのが先週のラスト。

果たして恵は繁之と別れて、拓人のもとに走るのか、それとも繁之など周囲の人が全員で拓人を支えていく形になるのか・・・展開が読めません。
いずれにせよ、奇跡が起こって拓人が生き残るという展開はありえない以上、完全なハッピーエンドは無いわけで、そんな中で拓人の下含めてどれだけ納得できる形で終われるのかでこのドラマの評価は決まるように思います。

さらにおまけ的には、嫌味で空気が読めない弟として出てきた陸人が先週の話だと、どうもアスペルガー症候群ではないかという感じになってきました。
これまでは単に世間知らずで傲慢という描き方で、それがためにせっかく入った医大もドロップアウトしかかっているという感じだったのですが、もしかしたら拓人が死ぬ前に弟への置き土産として、そこを何とかして行ったりするのかななんて展開があるのかもしれません。

一方、「明日ママ」は決して悪いドラマとは言いませんが、子供が妙に達者で達観している部分も含めて、リアリティーの点では一歩譲る部分と、だからこそのテーマのあざとさが浮き立っちゃうところがあるように思います。
さらにこのドラマの有り様として、ハッピーエンドにならざるをえない気もします。
となると展開もある程度限られて、最初はパンチの有る味で始まったコース料理が実は単調な展開になるという感じで尻すぼみになっていくのかもしれません。

いずれにせよ、この後、「僕のいた時間」のほうがよっぽど大きなチョンボをしない限り、後々はこちらのほうが高評価なドラマになるのは間違いなさそうです。

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